身近なかかりつけ医として
2020年よりヤマ・クリニックを継承しております。私はこれまで、大学病院や専門病院で一般内科および呼吸器内科に従事していました。肺炎・結核などの感染症治療、ぜんそくなどのアレルギー治療、がん化学療法などに関わるなかで、心を含めた全体のケアの重要性を学びました。
専門は呼吸器内科(咳/せき、喘息/ぜんそく、アレルギー、COPD、肺炎)ですが、総合内科の医師として生活習慣病の治療や予防医療、加えて、がん治療に携わった経験から、症状緩和ケアにも精通しています。
内科全般のお悩みはもちろん、健康診断や人間ドックなどの結果でわからないことや、治療で悩んでいることなど、幅広くアドバイスできると思います。病気を治すこと、さらには未然に防ぐことが第一ですが、病気に対する不安を取り除くことも大切です。柏の皆さまのかかりつけ医として、患者さん一人ひとりに最善の提案ができればと思います。
「適度な運動は大事です。私はマラソンを頑張っています、2024年は手賀沼エコマラソンを完走しました。湘南国際マラソンにも出場予定です。」
2003年 | 日本医科大学医学部卒業 |
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2005年 | 慈山会医学研究所付属 坪井病院 呼吸器内科 医員 |
2007年 | 埼玉医科大学総合医療センター 呼吸器内科 助教 |
2010年 | 埼玉県立がんセンター 呼吸器内科 医長 |
2013年 | 結核予防会複十字病院 呼吸器内科 がんセンター 副センター長、外来化学療法科長 |
2020年 | ヤマ・クリニック継承 |
採血検査
貧血、糖尿病、高脂血症、痛風などの検査、アレルギー検査ができます。
呼気NO検査
吐いた息の一酸化窒素(NO)濃度を計測することで、気道の炎症の程度を検査できます。喘息治療がうまくいっているかどうかを評価ができるほか、長引く咳の原因を調べるのにも有効です。
睡眠時無呼吸症候群の簡易アプノモニター
機器を自宅に持ち帰り、夜間の無呼吸がないか、検査します。
超音波検査(要予約)
甲状腺、頚動脈、乳腺、腹部の検査ができます。
肺機能の検査
喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)の診断ができます。
胸部レントゲン(単純X線装置)
肺炎などの検査、骨密度測定による骨粗鬆症の検査ができます。
心電図
不整脈、狭心症などの診断ができます。
気管支喘息とは、気管支が炎症を起こして狭くなって、咳(せき)や呼吸困難、ぜん鳴(ぜんめい:のどのあたりでヒューヒュー、ぜいぜいする音)をくり返し起こす病気です。十分な治療を受けていないと、気管支が狭くなったまま、肺機能が低下してしまいます。風邪の後に咳が長引く場合や、季節の変わり目に調子がすぐれないなどの症状がある場合、喘息の可能性があります。
検査と治療
呼気一酸化窒素(NO)を測定して、気管支の炎症の程度を調べることができます。また、肺機能検査や胸部単純X線検査で肺の状態を見ながら、治療方針を決めていきます。
治療方法は、主に、気管支に直接作用する吸入薬を使用します。アレルギーが原因であれば、抗アレルギー剤などを併用します。重症の場合は、さらに抗体療法(ゾレア、ヌーカラ、デュピクセントなど)を追加することも検討します。
COPDの主な原因は、喫煙です。気管支に炎症が起きるとともに、肺が壊れて、肺の機能が低下します。そのため、階段を上がったときに息が切れたり、せき・痰が出やすくなったりします。「肺気腫」「慢性気管支炎」と言われていた病気もCOPDに含まれます。40歳以上でタバコを吸っているか、または以前に吸っていて、息切れやゼイゼイヒューヒューといった音がする場合は、COPDが疑われます。
検査と治療
肺機能検査、胸部単純X線の検査をすることで、肺の現在の状態(肺年齢)を知ることができます。
治療方法は、まずは禁煙です。肺は再生しない臓器ですから、失われた機能は戻りませんが、悪化を抑制することはできます。また、吸入薬を使うことで、肺の機能をサポートすることができます。
睡眠時無呼吸症候群とは、上気道(気管支より上の鼻や喉など)が狭くなり、睡眠時にいびきや無呼吸を繰り返す病気です。肥満や鼻炎が原因であることが多いのですが、生まれつき扁桃や舌が大きいことが原因である場合や、脳にある呼吸中枢の異常による場合もあります。
検査と治療
アプノモニター(携帯型の無呼吸検査機器)を自宅に持ち帰り、血中酸素モニターと鼻呼吸センサーをつけて夜間の状態を計測します。この検査で異常があった場合、入院して精密検査を受ける必要があります。
治療方法には、マウスピースや、経鼻的持続陽圧呼吸療法(CPAP)などがあります。肥満があれば、生活習慣を改善して減量します。鼻炎であれば、薬を飲んで治療します。
高血圧、高脂血症、糖尿病などは、食生活や運動習慣によって引き起こされる病気です。病気自体の症状はあまり出ませんが、心筋梗塞や脳梗塞、腎臓障害などの原因となります。また、がんの原因となることもあります。
検査と治療
採血検査(LDLコレステロール、HbA1cや血糖値など)を行って、病気の程度を評価します。また、さまざまな超音波検査(頚部、甲状腺、腹部など)で、実際の臓器や血管の状態を確認していきます。各々の年齢やライフスタイルを考慮しながら、内服治療や食事、運動療法を提案します。