小児のアトピー性皮膚炎に新しい治療選択〜コレクチム軟膏の保険適応追加について

こんにちは。柏市明原、ヤマ・クリニック 皮膚科医の甲斐やよいです。

関東は6月14日から梅雨入りでしたね。ここ10年で1番遅い梅雨入りだそうです。蒸し暑かったり、気圧の変化があったり体調を崩しやすい日が続きますが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。

さて、6月21日より、2歳以上の小児アトピー性皮膚炎に対して、新たに、コレクチム軟膏0.25%を処方できるようになりました。また、昨年6月に発売されたコレクチム軟膏0.5%も、小児アトピー性皮膚炎の治療薬として処方できるようになりました。

コレクチム軟膏は、外用ヤヌスキナーゼ(JAK)阻害剤とよばれる塗り薬です。ステロイド軟膏やタクロリムス軟膏とは異なる働き方をしまして、アトピー性皮膚炎の症状を和らげます。

小児アトピー性皮膚炎は、発症すると、ひどいかゆみを伴う湿疹にみまわれます。この湿疹が良くなったり悪くなったりを長い期間、繰り返すようになると(目安としては、生後半年未満の乳児なら2ヵ月以上、生後半年以降の乳幼児なら半年以上)、「小児アトピー性皮膚炎」と診断されます。

治療法は、主にステロイドを塗って皮膚炎を鎮めながら、抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬を服んで痒みを抑えるようにします。また、保湿剤を使って皮膚バリアを整えるなどスキンケアも大切です。今回のように小児アトピー性皮膚炎の治療選択肢が広がるのは、医師としても嬉しいことです。

新しい治療の話以外にも、お悩みのことがあれば、いつでもご相談ください。平日は9時30分~12時30分と、15時~16時30分、土曜日は9時30分~12時30分に診察をしております。2回目以降の診察ではご予約も承っておりますので、ご希望があれば仰ってください。

 

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