オリンピック開幕を前に

こんにちは。柏市明原、ヤマ・クリニック 皮膚科医の甲斐やよいです。

東京オリンピックは緊急事態宣言下の開催が決まりました。このまま開催するのかどうか、さまざまな意見があることも承知しています。一人の医師として思うところもあります。ただ一人の親としては、子どもたちの記憶に、きっとコロナウイルスは強烈に残るでしょうから、同じ記憶の片隅に、夏が楽しいものであるということや、オリンピックの思い出も何か残っていてほしいなぁ、とも思っています。

先代の泰夫先生は、前回の東京オリンピック開会式の予行演習に学校単位で参加したことがあるのだそうです。嬉しそうに話していたのをよく覚えています。今回の開会式はどうなるのか、心配はつきませんが、子どもたちには、せっかくだから国旗の絵本でいろいろな国のことを知ってもらおう!と思いつきました。

私が幼稚園のころ、親子でクレヨンを使って画用紙に国旗を描くような時間がありました。広い部屋に沢山の机が並べられ、上には地球儀と国旗の図鑑のような分厚い本が置いてあり、先生は見守るだけで、親と子で好きな色の国旗を自由に書いてくのです。

そんなことを思い出しながら、私たちも絵本を片手に国旗を書く遊びをしてみました。

まず「ここは日本だからね!」と素早く一つ目が完成です。

次にフランス。

「あれ?これってロシア?」

「使っている色は同じだね」と私が返事をする間に2枚目も完成。

「日本の反対側てオーストラリアだよね?」

「うーん、季節は反対だけど…本当に反対なのはブラジルじゃないかな」というと、

娘はブラジルに挑戦することにした模様です。

ブラジル国旗の中央には何やらアルファベットで文字が書かれています(ORDEM e PROGRESSO)。このアルファベットに苦労している様子だったので、私が「それは、秩序と進歩という意味ですよ」と絵本の説明を読み上げても、言葉が難しいのか、塗ることに夢中なのか、聞いているのかいないのか、どんどん描きすすめています。

息子にはライオンやワシなどの動物が書いてある国旗がいいなと思ってメキシコの国旗を描いてあげていたのですが、娘はすでにブラジルを卒業して「イギリスも描いたよ」と見せにきました。ひととおり描き終わると今度は、台所から割り箸とテープを持ってきて、旗につけ始めています。

「ロープに旗をつけて、ガーランドみたいに部屋に飾ることもできるよ?」と(床を片付けたい気持ちで一杯の)私の提案は、「旗はこうやって、その国の人たちが出てきたら、わーーて振って使うものだから」とキッパリ、却下されてしまいました。娘の中ではすっかり応援のイメージができているようです。

そんなわけでオリンピック期間中は、テレビの向こうから手作りの旗を振って、たくさん応援したいと思います。どうか楽しんでもらえますように。